- 2020年4月27日
アジア古紙市況:欧州の古紙回収減により価格上昇 アジアでも都市封鎖始まる
■ アジア古紙市況:欧州の古紙回収減により価格上昇 アジアでも都市封鎖始まる 2020年4月 欧州での古紙不足と輸出量の減少はアジアの古紙需給へ影響し、古紙タイト感を発生させている。ベトナムでは中国からの振替需要によりテト(旧正月)明け以降内需が堅調な上に、EOCCの出荷が遅れ米国の古紙も調達が難しくなった事から古紙購入価格が高止まりした。 ベトナム政府は3月31日外出禁止令を発表 […]
■ アジア古紙市況:欧州の古紙回収減により価格上昇 アジアでも都市封鎖始まる 2020年4月 欧州での古紙不足と輸出量の減少はアジアの古紙需給へ影響し、古紙タイト感を発生させている。ベトナムでは中国からの振替需要によりテト(旧正月)明け以降内需が堅調な上に、EOCCの出荷が遅れ米国の古紙も調達が難しくなった事から古紙購入価格が高止まりした。 ベトナム政府は3月31日外出禁止令を発表 […]
■ 大王製紙 三島工場N7マシン稼働 2020年4月19日 大王製紙は三島工場において、洋紙の製造設備であるN7号機を2019年10月に停機し段ボール原紙へ転抄、4月1日より稼働を開始した。 N7マシンはオントップ多筒式で抄紙幅5120ミリ、坪量40~100gの印刷用紙を月産11,000㌧抄紙していた。転抄後の段原紙は坪量150~280g、生産能力は月産約2万5000㌧。投資額は約2 […]
■ 2月原紙輸出量増大 前年度対比2倍 2月の段ボール原紙輸出量が前年度比2倍となった。消費税増税による消費の落ち込みと新型肺炎によるイベント開催、外出の自粛により国内向けの払い出しは大幅縮小、前年度比-37,896t(-5.32%)であったが、輸出量3万4千t増加し需給ギャップをカバーする形となった。 特に中国向け段原紙の輸出は前年度比218.7%と大きく増加した。 中国では旧正月 […]
■ EOCC「非常事態」を理由にキャンセル多発 2020年3月 3月20日の週に入り、欧州の古紙サプライヤーが「Force majeure」(不可抗力)を宣言し古紙輸出契約のキャンセルを打診してきている。 特にイタリア、ドイツ、フランスなど古紙輸出国でも新型肺炎による影響が深刻化しており、古紙回収や港湾機能のストップにより古紙の供給そのものができなくなってきている。 また米国の大 […]
■ アジア各国で非常事態宣言、感染拡大により古紙高値も先行き不安 2020年3月 古紙原料の「無い無い」づくしの悪化による古紙価格の高止まりは続いているものの、新型肺炎による世界経済の低迷と、各国のロックダウン(封鎖)による物流のストップは古紙需給をどこかのタイミングで一気に狂わせる可能性を孕んでいる。 マレーシアは18日以降イベント・集会の禁止、学校・事業の閉鎖、入国の制限を始め […]
■ 中国振り替え需要で、台湾ベトナム活況、コンテナ不足は足枷 2020年3月 東南アジアメーカーは昨年末にインドネシア向け輸出再開が引き金となり古紙価格は反転したものの、米中貿易戦争による包装需要の減退感から旧正月長めの休転を予定し生産調整を行う予定だった。 今年は中国の古紙輸入ライセンスの縮小から原紙不足が予想されており、近い将来中国向け輸出の拡大と価格の上昇、製品在 […]
■ 中国国内、景気減退が表面化 2020年3月 3月下旬を迎え、中国での封鎖が徐々に解除され始めているが、大企業を除く一般工場の稼働率は未だ50~70%前後、景気後退が表面化。 それまで原紙供給の不安感から海外への発注を増やしていたコンバーターもその購買意欲が下がり、国内原紙価格は再度下落に転じた。 また古紙回収業者の稼働開始も国内古紙価格を軟化させた。 それに伴い東南アジアメー […]
■ 新型肺炎蔓延も、物資不足で古紙価格は上昇 2020年3月 新型肺炎が蔓延し欧州、東南アジアやアメリカの幾つかの州ではロックダウンが宣言され、そうでない地域も不要不急の外出制限、イベントの自粛などが相次ぎ世界的な景気減速が表面化してきた。 世界の経済牽引役である米国および中国も大きな経済損失となる見通しで、米国の4~6月実質GDPは前年度比24%減、失業率も最悪9%にまで拡大する […]
■ 更紙トップ2社 丸王製紙・高尾製紙合併「高尾丸王製紙」に 2020年3月10日 静岡県の製紙会社、高尾製紙と丸王製紙は4月1日付で経営統合する事を発表した。新会社「高尾丸王製紙㈱」を設立し、工場と販売部門の統合を図る。 高尾製紙及び丸王製紙は存続し、新会社へ建物や設備の貸し出しなどを行う。従業員は80人を再雇用する。 両社はともに、少年向けコミック誌などの本文用紙に使われる特 […]