- 2020年5月27日
マーケットハイライト:先進国の都市封鎖により需要減退
■ マーケットハイライト:先進国の都市封鎖により需要減退 2020年5月27日 新型肺炎の影響によって供給不足となり急高騰した古紙が反転下落し始めている。時系列で事の顛末を追うと、2月上旬中国の都市封鎖によって中国の古紙回収が停滞、引いては原紙不足を誘発。 各国への原紙引き合いが強まり、東南アジアも欧米先進国からの中国振り替え需要により内需が活況となった。その後3月下旬頃から欧米でも […]
■ マーケットハイライト:先進国の都市封鎖により需要減退 2020年5月27日 新型肺炎の影響によって供給不足となり急高騰した古紙が反転下落し始めている。時系列で事の顛末を追うと、2月上旬中国の都市封鎖によって中国の古紙回収が停滞、引いては原紙不足を誘発。 各国への原紙引き合いが強まり、東南アジアも欧米先進国からの中国振り替え需要により内需が活況となった。その後3月下旬頃から欧米でも […]
■ 新型肺炎によって大打撃の印刷業界 2020年4月 イベントの自粛や娯楽施設の閉鎖によりチラシや広告の発行部数が減った事は印刷業界にとって大きなダメージを与えることとなった。またオリンピックの延期によりパンフレットやチラシ印刷のキャンセルもでている。肺炎流行の影響を受けづらい業界も派手な広告などを自粛している為、受注量が前年度対比9割減という印刷会社もあるという。 そういった受注 […]
■ 都市封鎖により欧州古紙回収減 2020年4月 新型肺炎の流行によって古紙・段ボール原紙の流通に大きな影響がでている。 イギリス イギリスでは3月23日外出禁止令が出され、違反者には罰則が科されることとなった。都市封鎖と選別による感染を防ぐため、リサイクル回収を中止する自治体が増えているが、同国ではもとより中国の環境規制によって古紙の輸出価格が下落、古紙問屋の経営を悪化させ撤退、 […]
■ EOCC「非常事態」を理由にキャンセル多発 2020年3月 3月20日の週に入り、欧州の古紙サプライヤーが「Force majeure」(不可抗力)を宣言し古紙輸出契約のキャンセルを打診してきている。 特にイタリア、ドイツ、フランスなど古紙輸出国でも新型肺炎による影響が深刻化しており、古紙回収や港湾機能のストップにより古紙の供給そのものができなくなってきている。 また米国の大 […]
■ 北越コーポレーション 三菱商事の所有する自社株買い戻しを発表 2020年2月12日 北越コーポレーションは21日、三菱商事が保有する自社株式を取得すると発表した。 北越コーポレーションは昨年7月20日、三菱商事と2006年から結んできた業務提携を解消している。 三菱商事は北越コーポの株式の19.32%を保有する筆頭株主。2006年に王子製紙が北越製紙に敵対的TOBを仕掛けたことを […]
■ アジア市況:インドネシア深刻な古紙不足で原料操短、コンテナ不足も影響 2020年2月 正月明けの古紙輸出価格は緩やかに上昇を続けており、現在の相場はOCC ベトナム CIF $105~110 (CY8.5-9.0) タイ $95-100 台湾 CIF $93-95 (CY8.0-8.5)で推移している。 直近では中華系メーカーによってCY9.5以上の価格もだされており、新型肺炎の […]
■ 国際古紙相場の変動と中国中芯価格推移 2020年2月25日 中国造紙協会の統計では昨年の1-9月の段原紙生産量は前年度比-0.7%、消費生産量ともに前年度比割れとなった。 米中貿易戦争の影響による景気減退が大きな要因だが、段ボール原紙不足によるシングル化も急速に進みつつある。 従来中国では破裂強度重視、重量物梱包はダブルにより強度を持たせることが一般的であったが、ここにきて強化 […]
■ 中華系メーカー原紙不足に原料確保と輸入紙に警戒 2020年2月 中国では今後古紙不足によって原紙不足が誘発されることが明らかであり、原料安の製品高が再来する可能性があるのではないだろうか。 中国系大手二社は他国製紙メーカーが安い段ボール原紙を中国向けに輸出し相場が崩れることを強く警戒している。 特に大手メーカーの独占であり、価格帯も高いAAグレード(比破裂3.8-4.0kgf) […]
■ 今後の古紙・原紙需給、中国は古紙不足から慢性的な原紙不足 2020年2月20日 中国政府は21年に古紙の輸入を極力ゼロにするといった目標を掲げているが、中国国内では圧倒的不足する古紙問題をどのように解決していくのか。 代替え原料として再生パルプの話題がよく出るが、輸入が昨年より急激に増加し、19年は94万t/年(前年度比+320%)となった。青島税関によると将来的には800万tに […]
■ マーケットハイライト:新型肺炎が流行、古紙回収停滞で価格上昇 2020年2月23日 新型肺炎が流行し世界経済への影響が懸念される中、東南アジア古紙相場は旧正月明け前に比べ横ばいから若干上昇、OCC CY8.0-9.0前後で推移している。 昨年末の輸入規制によって古紙不足となっているインドネシアと、新型肺炎によって国内回収ができない中華系メーカーからの引き合いが強く、予想に反して […]