- 2019年3月30日
大幅に減少した古紙輸出・インフラとしての必要性を問う
■ 大幅に減少した古紙輸出・インフラとしての必要性を問う 2019年3月30日 1月の古紙輸出通関統計が公表されたが輸出総量は18万3,073㌧と20万㌧を割り込んだ。2018年1月は24.7万㌧、2017年は37万㌧だった。 古紙の輸出が20万㌧を割るのは10年ぶりでまさにリーマンショック直後の2008年11月以来となる。 1月末は旧正月の兼ね合いで船積みができなかった為、2月 […]
■ 大幅に減少した古紙輸出・インフラとしての必要性を問う 2019年3月30日 1月の古紙輸出通関統計が公表されたが輸出総量は18万3,073㌧と20万㌧を割り込んだ。2018年1月は24.7万㌧、2017年は37万㌧だった。 古紙の輸出が20万㌧を割るのは10年ぶりでまさにリーマンショック直後の2008年11月以来となる。 1月末は旧正月の兼ね合いで船積みができなかった為、2月 […]
■ 東南アジアへの製紙拠点の移転:ベトナムは有力な進出先として成長 2019年2月19日 1月23日、丸紅100%出資の製紙工場をベトナム南ホーチミンに設立し工事に着工したことを発表した。 段ボール原紙を製造し、2020年の商業稼働、22年のフル生産時には年産35万tを予定している。 総工費120憶円を投資するこの工場は年間売上200憶円を目標とし、今後成長の期待できるアセアンとベト […]
■ CCIC検査料金改定 中国メーカーへJOCCをオファーしたところCIF$155-165前後(CY14.5-15円前後)の引き合いも見受けられたが、2月15日よりCCIC検査料金が改訂となり、検査員登録をしていない問屋のコスト増加部分が不明瞭の為成約を見送った。 CCICによると月間500t以上の輸出実績のある古紙問屋に対し自主検査員の登録をするよう案内を出したとのことだが、実際 […]
■ 中国製紙国内古紙購入価格を値上げ 2019年2月20日 旧正月が明け、中国製紙メーカー各社は国内ローカル古紙調達価格につき若干の値上げを発表した。 中国のローカル古紙価格が旧正月明けに若干回復するのは例年の事で特に珍しい事ではないが、2月中旬以降のJOCC購入価格を1桁にまで調整するとアナウンスし、3月出し輸出組合の入札も辞退した玖龍社が突然CY15円台の価格を問屋に出している。 […]
■ レンゴー メキシコにおいて新会社を設立 2019年2月19日 レンゴーは2月15日、連結子会社であるトライウォール社が1メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイ市に、重量物包装資材の包装設計・販売を行う子会社、TWメキシコ・パッケージング・ソリューションズ社を設立したと発表した。 レンゴーは、トライウォールグループを通じて、段ボールをはじめとする重量物包装資材事業を展開しているが […]
■ 丸紅 ベトナムに段原紙工場建設を発表 2019年1月23日 大手総合商社の丸紅は、ベトナムに於いて同社100%出資の段ボール原紙製造工場を建設する事を発表した。 事業開始に先立ち、バリアブンタウ省に段ボール原紙製造会社「Kraft of Asia Paperboard & Packaging Co., Ltd.」を設立、工事着工に必要なすべての許認可を取得した。2020 […]
■ 古紙輸出価格下落、再生パルプ需要拡大 2019年2月1日 旧正月明けの船着分を中国、東南アジアの製紙メーカーにオファーしているが、中国メーカーの購買意欲は非常に弱い。 韓国メーカーも古紙購買を控える動きを見せており、東南アジアメーカーに古紙商社の投売りオファーが集中した。 古紙価格がさらに下落すれば$50-70ドルベースのMIXやOCC CIF$120-140の古紙を原料に東南 […]
■ 古紙問屋先行き不透明感に先売り価格が下落。国内プレミア価格も軟化 2019年1月30日 昨年もこの時期の輸出価格は国内建値の18円を下回ったが原紙の値上げもあり日本の製紙メーカーが古紙を買い支えたこと、昨年は旧正月明けに古紙価格は回復すると楽観視から古紙問屋はすぐに安い価格で成約せず在庫を積む方向を取った為、日本の古紙だけが国際市況程価格が下がらなかった。 しかし今年は昨年12 […]
■ 古紙輸出市況:中国メーカー限られたライセンスでAOCC主軸調達 2019年1月25日 昨年年末から3回に渡り輸入ライセンスが交付された。71の企業が承認され昨年交付を受けた企業の80%がこの初回発行で交付を受けた形となり、総量は552.7万tで2018年の1~7回目発行分と同等の数量となる。 交付を受けた企業は玖龍紙業、山鷹、聠盛の3社がそれぞれ148万t、64万t、78万t、广 […]
■ 日本国内の紙・板紙需給 2018年12月1日 紙の需給バランスをみると、紙・板紙の消費量は2015年から3年で29万t減少、生産量は35.9万t減っており生産過剰だった紙業界の再編と生産調整が進んでいると言える。 一方輸入も円安の影響を受け2012年のピーク時の221万t/年から17年は134万tまで落ち込んでいる。 対して輸出量は12年に80万t/年であったが、昨年は180万 […]