- 2022年2月5日
製紙の収益圧迫 何故原燃料価格は高騰しているのか
■ 製紙の収益圧迫 何故原燃料価格は高騰しているのか 2022年2月5日 各製紙企業が3月期決算見込みを下方修正している。国際市場において天然ガス、石炭、原油の価格が上昇しており、製造コストが嵩んだ。 中華系製紙企業の21年第四四半期決算に於いても製紙の収益圧迫は顕著に表れていた。欧州ではウクライナ情勢も重なり天然ガス価格が過去最高値を更新している。 パルプ価格の高騰や通販需要拡大に […]
■ 製紙の収益圧迫 何故原燃料価格は高騰しているのか 2022年2月5日 各製紙企業が3月期決算見込みを下方修正している。国際市場において天然ガス、石炭、原油の価格が上昇しており、製造コストが嵩んだ。 中華系製紙企業の21年第四四半期決算に於いても製紙の収益圧迫は顕著に表れていた。欧州ではウクライナ情勢も重なり天然ガス価格が過去最高値を更新している。 パルプ価格の高騰や通販需要拡大に […]
■ レンゴー 原燃料高で通期純利益2%下方修正 2022年2月4日 レンゴーは2日、通期営業益見通しを前期比2.1%減の280億円に下方修正する事を発表した。従来予想は300億円(前期比4.9%増)であったが、原燃料や副資材費高騰の影響を受け減益となった。 営業利益は前期比14.9%減の340億円(従来予想は前期比5.2%増の420億円)、経常利益は同14.4%減の370億円(従来予 […]
■ 台湾輸入通関統計 21年古紙輸入量12%増加 日米古紙で92% 2022年2月2日 台湾の輸入通関統計によると21年の古紙輸入量は155万1,393㌧で前年比12.9%増加となった。特に日本からの輸入量は40%増加し56.3万㌧、次いで増加したのが米国古紙で86.6万㌧の16.3%増だった。その他の国からの輸入量は全て減少しており、日米古紙が全体に占める割合は92.1%に達してい […]
■ 独立系最大手トーモク 段ボール製品値上げ発表 2022年1月31日 独立系最大手段ボールメーカーであるトーモクは、段ボール製品の値上げを発表した。値上幅は段ボールシートで10円/㎡以上、ケースで18%以上、3月21日納入分より適用される。 段ボールの材料である段ボール原紙の値上がりと、副資材や物流費、原燃料価格の上昇を製品価格に転嫁する。レンゴーなど段ボール原紙メーカーは、原燃料 […]
■ 緊迫するウクライナ情勢 日本経済・紙パ業界への影響 2022年1月30日 ロシアがウクライナ国境周辺地域で軍備を増強しており、NATO加盟を希望しているウクライナとの間で緊張状態となっている。 ロシアはウクライナのNATO加盟を拒否する様欧州側に求め、欧州連合はこれを拒否した。欧州諸国はロシアのクリミア半島(ウクライナ領)の強制合併を含め警戒感を示しており、米国も8500人の米兵 […]
■ オミクロン株拡大 大阪市ごみ回収業務に支障 2022年1月30日 大阪市の生活ゴミ回収を行う環境センターに於いて職員27日の感染が確認され、自宅待機となっている職員と合わせ100人以上が出勤できなくなっている。 大阪市環境事業センターは1400人の職員が交代で働いており、出勤できない職員が増えた事でシフトが組めない事態となった。現在別のセンターや市の環境局からの応援によってなんと […]
■ 中国 パルプ価格上昇にKLB、高板価格強含み 段原紙需要は弱い 2022年1月29日 世界的なパルプ供給減によりBHK、BSK共に価格が上昇しはじめた事で、パルプベースの紙器原紙(アイボリー・高板等)の価格も価格が強含んでいる。 昨年年始よりコンテナ不足と中国需要によりパルプ価格は高騰、一時BSKは1200㌦を超える水準まで上昇した。しかし6月以降、中国のインフレ抑制政策により上 […]
■ 21年 中国の段原紙輸入量が減少に転じたワケ 2022年1月27日 21年から中国が古紙を完全輸入禁止にしたことで、原料不足から中国国内において段原紙不足が発生し、大きな輸入需要が生まれる事が期待されていた。事実20年の段原紙輸入量は717万㌧と19年の輸入量から2倍以上に増加した。中国造紙協会の統計によると、20年の中国段原紙消費量は5,613万㌧ で前年比17%以上増加 […]
■ 輸入禁止後も古紙相場に影響を与える中国市場 2022年1月26日 中国が古紙を輸入していた頃は、中国が世界の古紙価格を決めているといっても過言ではないほどの影響力があった。21年以降中国は全面的に古紙の輸入を禁止しており、日本の古紙は東南アジアが主な古紙販売先となっている。 21年は韓国や台湾、ベトナム、インドネシア向け価格がそれぞれの地政学事情や需給によって日本の古紙を取り合い […]
■ 2022年1月 東南アジア古紙市況 2022年1月25日 旧正月明け到着分の古紙輸出価格は反発し先高感がでているが、それぞれの国の事情により価格差がある様だ。 マレーシア、インド、ベトナム向け価格は上昇、台湾・韓国は若干の上昇で購買意欲はそこまで強くない。 現在のJOCC輸出価格は CIF TAIWAN $250-260(CY24.0~25.0円/kg) VIETNAM $275 […]