- 2020年4月27日
都市封鎖により欧州古紙回収減
■ 都市封鎖により欧州古紙回収減 2020年4月 新型肺炎の流行によって古紙・段ボール原紙の流通に大きな影響がでている。 イギリス イギリスでは3月23日外出禁止令が出され、違反者には罰則が科されることとなった。都市封鎖と選別による感染を防ぐため、リサイクル回収を中止する自治体が増えているが、同国ではもとより中国の環境規制によって古紙の輸出価格が下落、古紙問屋の経営を悪化させ撤退、 […]
■ 都市封鎖により欧州古紙回収減 2020年4月 新型肺炎の流行によって古紙・段ボール原紙の流通に大きな影響がでている。 イギリス イギリスでは3月23日外出禁止令が出され、違反者には罰則が科されることとなった。都市封鎖と選別による感染を防ぐため、リサイクル回収を中止する自治体が増えているが、同国ではもとより中国の環境規制によって古紙の輸出価格が下落、古紙問屋の経営を悪化させ撤退、 […]
■ マーケットハイライト:都市封鎖により回収減、需要悪いが物資不足で価格上昇 2020年4月28日 都市封鎖や物流の停滞により経済活動が縮小し、世界的な大不況がくることが懸念されている。欧州では都市封鎖や感染リスクから古紙が選別されず埋め立て・焼却へと回され、深刻な古紙不足から原紙生産が滞り食料や医療品を運ぶ段ボールが不足しているという。 東南アジアで製紙産業はインフラ事業とみなさ […]
■ 大王製紙 三島工場N7マシン稼働 2020年4月19日 大王製紙は三島工場において、洋紙の製造設備であるN7号機を2019年10月に停機し段ボール原紙へ転抄、4月1日より稼働を開始した。 N7マシンはオントップ多筒式で抄紙幅5120ミリ、坪量40~100gの印刷用紙を月産11,000㌧抄紙していた。転抄後の段原紙は坪量150~280g、生産能力は月産約2万5000㌧。投資額は約2 […]
■ EOCC「非常事態」を理由にキャンセル多発 2020年3月 3月20日の週に入り、欧州の古紙サプライヤーが「Force majeure」(不可抗力)を宣言し古紙輸出契約のキャンセルを打診してきている。 特にイタリア、ドイツ、フランスなど古紙輸出国でも新型肺炎による影響が深刻化しており、古紙回収や港湾機能のストップにより古紙の供給そのものができなくなってきている。 また米国の大 […]
■ アジア各国で非常事態宣言、感染拡大により古紙高値も先行き不安 2020年3月 古紙原料の「無い無い」づくしの悪化による古紙価格の高止まりは続いているものの、新型肺炎による世界経済の低迷と、各国のロックダウン(封鎖)による物流のストップは古紙需給をどこかのタイミングで一気に狂わせる可能性を孕んでいる。 マレーシアは18日以降イベント・集会の禁止、学校・事業の閉鎖、入国の制限を始め […]
■ 中国振り替え需要で、台湾ベトナム活況、コンテナ不足は足枷 2020年3月 東南アジアメーカーは昨年末にインドネシア向け輸出再開が引き金となり古紙価格は反転したものの、米中貿易戦争による包装需要の減退感から旧正月長めの休転を予定し生産調整を行う予定だった。 今年は中国の古紙輸入ライセンスの縮小から原紙不足が予想されており、近い将来中国向け輸出の拡大と価格の上昇、製品在 […]
■ 中国国内、景気減退が表面化 2020年3月 3月下旬を迎え、中国での封鎖が徐々に解除され始めているが、大企業を除く一般工場の稼働率は未だ50~70%前後、景気後退が表面化。 それまで原紙供給の不安感から海外への発注を増やしていたコンバーターもその購買意欲が下がり、国内原紙価格は再度下落に転じた。 また古紙回収業者の稼働開始も国内古紙価格を軟化させた。 それに伴い東南アジアメー […]
■ 新型肺炎蔓延も、物資不足で古紙価格は上昇 2020年3月 新型肺炎が蔓延し欧州、東南アジアやアメリカの幾つかの州ではロックダウンが宣言され、そうでない地域も不要不急の外出制限、イベントの自粛などが相次ぎ世界的な景気減速が表面化してきた。 世界の経済牽引役である米国および中国も大きな経済損失となる見通しで、米国の4~6月実質GDPは前年度比24%減、失業率も最悪9%にまで拡大する […]
■ マーケットハイライト:新型肺炎流行拡大も古紙価格は維持 2020年3月20日 新型肺炎の流行は未だ収束の兆しはなく日々拡大し、欧米の感染者数はすでに中国の感染者数を超えている。 日本でもオリンピック延期やイベント自粛、部品の不着による工場停止などGDPと失業率に大きな影響が出ており、リーマンショック以上といわれる世界不況の到来が予測される中で、今後紙の需要も大きな影響を受けること […]